学校ICT整備などを進める上で、学校へのアンケート調査は重要です。
教員の意見や要望を吸い上げて把握をすれば、これまでの自治体の取り組みと
教育現場とのギャップや教員ニーズをより明確にすることができます。
その上で計画・立案することで、より実現性の高い中長期計画が策定できます。
教育委員会内・議会への説得材料としても有効な資料となります。
アンケートの実施手順や作成のポイント、参考事例をご紹介します。
■アンケートの実施手順
(1)目的を設定する (2)仮説を立てる (3)仮説が検証できる質問項目を作る
(4)アンケートをデータ化する (5)分析と仮説の検証をする (6)報告をする
■アンケート作成のポイント
・目的を明確にする。仮説を立てる
・属性項目を検討する。学校、性別、年齢、役職での区分が考えられる
・質問項目は仮説が実際に成り立つか、確認できる内容にする
・質問項目は勘違いされるような紛らわしい言葉遣いをしない
・質問への回答によって、さらに別の質問をする多重質問はなるべく避ける
・回答項目は「普通」「どちらでもない」を入れない
・回答項目は「無回答」を識別できるようにする
・自由回答は想定する回答に対したカテゴリをあらかじめ作る
・分量は、15分以内で回答できることを目安にする
■(参考)アンケート結果のWeb公開事例