世帯収入が少ないほど子供の学力は低い傾向がみられ、
経済的に困難な環境にある子供たちへの
学習支援が求められています。
家庭の経済状況と子供の学力との関わりを明らかにした
調査結果では、世帯年収が200万円以下と1,500万円以上の
子供で学力テストの平均回答率に約20%もの開きがあります。※
学習塾などの学校外教育費支出が、特に影響しているようです。
経済・地域格差の広がりや一人親世帯の増加といった、
子供を取り巻く環境が大きく変化し、
不利な家庭環境を持つ子供が増えています。
このようなことを背景に、文部科学省では
「学校を核とした地域力強化プラン」事業を展開し、
授業以外での学習支援を促進しています。
※ 参考:文部科学省委託研究・お茶の水女子大学「平成25年度 全国学力・
学習状況の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」
(2016年7月)