学校での情報漏えい事故件数は、年度末に増加傾向です。
情報漏えいされた側(子供、保護者)からすれば、
情報の流出件数は問題ではなく、どのような情報が流出したのかが重要です。
学校で取り扱う情報の多くは、書類・データ問わず、子供の個人情報が含まれます。
個人情報には、氏名や住所だけでなく、成績、家庭環境、健康・病歴情報など、
他人に知られたくない機微情報(センシティブ情報)も含まれます。
たとえ、情報漏えい件数が1名分だとしても、漏えいした内容によっては
子供や保護者が受ける影響は大きいと言えます。
多くの教職員が、子供の個人情報を日常的に扱います。
定期的に情報セキュリティの意識啓発を行われているかと思いますが、
教育委員会、学校の管理職から一般の教員に対して、あらためて
情報セキュリティ対策の呼び掛けをされてみてはいかがでしょうか。
(2014年2月公開)