デジタル百科事典を使った調べ学習の一例をご紹介します。
<<和歌に親しむ。その時代を知る>> 教科:国語
1. 和歌の用語や決まり、種類、小倉百人一首について調べる。
2. 代表的な歌人や藤原定家、その時代に起こったことを調べる。
3. 班ごとに歌を割り振り、その歌の意味を調べる。
和歌などは、児童・生徒が今まで聞いたことのない言葉が詰まっています。
さまざまな疑問を持ちながら、気になる言葉があれば調べ、関連リンクを辿る
ことで、その時代の人々の暮らしや考え方まで学ぶことができます。
児童・生徒は、言葉の意味やイラストを通して想像を膨らませます。
教員は、調べるテーマを広く設定しても、教員が導きたい内容と、
児童・生徒が調べてまとめた結果に、ズレを起こさずに授業展開できます。
<<身近な生物を知る>> 教科:理科
1. 班ごとに、学校や公園などで見つけた、花や木、鳥や昆虫などを
デジタルカメラで撮影。発見した場所もメモする。
2. 教室では、写真を整理しながら、見つけた生物について調べる。
植物であれば、花びらの数や雌しべ・雄しべの形などを、
デジタル百科事典に掲載されている写真やイラストと見比べる。
見つけた生物の名前がわからなくても、似ている生物を調べて比較
させることで、観察する力が養われます。児童・生徒は、
デジタル百科事典を使って、関連リンクを辿り、その言葉の意味を知り、
さらに写真やイラストを見ることで、理科学習への興味関心が高まります。
教員は、事前に時間を掛けて植物・昆虫・鳥など、それぞれの
参照サイトを精選する必要もありません。