調べ学習に関する調査では、以下のような結果があります。
・調べ学習の方法 ※1
1位:本91.7%
2位:インターネット(検索サイト)80.1%
3位:体験学習44.2%
4位:テレビ・ビデオ18.9%
5位:その他3.9%
・コンピュータの活用目的が「インターネットを活用した
調べ学習」という割合は29.8%。回答結果の割合で最も高い。※2
教員、児童・生徒どちらも、検索サイトで特定の事柄を調べることが、
日常生活の中で習慣となっている表れなのかもしれません。
一方でインターネットによる調べ学習では、
以下のような問題が生じてしまう場合があります。
・情報収集に時間が掛かり、思考の練り上げまで満たせない
・Webサイトに掲載されている情報が、信ぴょう性に欠ける
・教員が誘導したい方向性と、児童・生徒が調べた内容にズレが起こる
・フィルタリングの影響で、思うように情報収集できない
・児童の年齢によっては、読めない漢字、わからない意味がある
インターネットを使って調べ学習をする際、教員は
「調べ学習のテーマを絞り込む」「テーマに対した参考Webサイトを
事前に精選する」といった事前準備に時間を取る必要があります。
※1 参照:gooリサーチ「小学校教員を対象とした校務に関するアンケート(平成24年9月)」
※2 参照:日本教育工学振興会(JAPET)「教育用コンピュータ等に関するアンケート調査(平成24年5月)」